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産業医、精神科医の菅健太郎です。メンタルヘルスを得意とし、福岡市、糟屋郡(粕屋町、志免町、篠栗町、須恵町、宇美町、久山町、新宮町)、熊本市とその近郊。一部、北九州や飯塚での執務も行っています。まずはお気軽にご相談ください。

私たち産業医は、まず大前提として医師である前に社会人であり、契約する企業の担当者様としっかりとした双方向のコミュニケーションを図ることが大切だと考えています。ただ一方的に改善事項を指摘するのではなく、契約する企業が何に困っていて何を求めているのかのニーズを理解し、その上でその企業のお困り事に対して真摯に向き合う姿勢が大切だと考えています。

昨今メンタルヘルスの重要性は増しており、企業においてもメンタルヘルス関連の休復職、労災、自殺対策は頭の痛い問題だと思います。さらに最近はそういった欠勤・休職による直接的な損害(アブセンティズム)に加え、出勤していても本人のパフォーマンスを最大限に生かせていない状態(プレゼンティズム)に関しても問題となってきています。私は産業医であると同時に、大学病院精神科や精神科クリニック外来での精神科医としての経験を生かし、休復職、リワークプログラム、認知行動療法等についても精神科主治医、産業医双方の立場から、企業・社員に貢献できると考えます。

いろいろと考えを述べましたが、何よりも大切なのがこの心構えだと考えています。私たち産業医はいろいろな社員さん、患者さんを診ます。何人も診るうちにもちろん疲れもしますし、休みも取りたいです。しかし社員さん、患者さんの立場になれば、ご自身が体調を悪くし、きっと勇気を出して相談に来てくださった大切な1度きりの時間なのです。そのことを忘れないように、私はいつも社員さん、患者さんが、もし自分の家族だったらどのようにアドバイスしてあげるかを考えています。なので時には社員さん、患者さんにとって厳しい一言だとしても、必要だと思えばお伝えします。ある尊敬する先輩医師から言われた「医者というのは病気になったときにしか会わないのだから、本来患者さんにとっては会いたくないものだと思う。だけど、患者さんはしょうがなく医者に会いにくる。不幸にも2回目に病気になったとき、またあの先生に診てもらいたいと思われる医師になろう。」という言葉は今も産業医として働く際に一番大切にしている言葉です。

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